4月2日(土)18:30・3日(日)10:30/14:00
@瀬戸蔵 つばきホール
新しいフライヤーが完成しました!

今度こそは!の想いを込めて🙏
フライヤー寄稿文を全文掲載させていただきます
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『ブンナよ、木からおりてこい』は、‘16年の『銀河鉄道の夜』、‘18年の『葉っぱのフレディ』に続き、私が手がけた瀬戸ピース作品の三作目になります。
「前二作を含めた『いのちの三部作』としてブンナを作らないか」と、お声がけいただいたのは、フレディの公演が終わった直後の‘18年8月のこと。それから足かけ4年、こんなにも長くブンナに関わることになろうとは思いもしませんでした。
当初予定されていた‘20年7月の公演が、新型コロナウィルス感染症の影響で中止。以降、昨年の度重なる緊急事態宣言発令による5回もの延期を経て、ようやく上演を迎えることができそうです。
公演延期によって出演できなくなってしまったキャストもいました。その人たちの無念を受け止めながら、延期のたびに配役を入れ替えて臨んだ団員の皆様の努力と、根気強く指導を続けてこられた諸先生方のご尽力に、改めて感謝と敬意を払わせていただきます。
劇中に「人間だって事故や病気や自然の猛威の前には無力なのさ」という、原作には登場しない歌詞が出てきます。私がコロナ禍の前に創作したものですが、まさかこんな形で私たち自身に降りかかってくるとは…
でも、私たちは諦めませんでした。全く光が見えない闇夜でも、必ず明けて朝が来る。寒い冬が過ぎれば、必ず暖かい春が訪れる。幾多の試練を乗り越えて生き抜く覚悟を決めたブンナの姿を鑑(かがみ)として、私たちは未来を信じる強さを学ぶことができたのかもしれません。
着想から4年、関わった全ての人たちの想いがこもった舞台。ぜひ会場まで足をお運びください。
脚本・作詞・作曲 = 桃井聖司