2012年09月23日

「音楽劇“銀河鉄道の夜”」博多公演稽古見

(前の日記からの続きです)

博多リバレインホール」下見のあと、
川沿いのお洒落なカフェでお茶をしてから、
稽古が行なわれるアクティブハカタさんの事務所に向かいました。
到着してからも稽古開始まで少し時間があったので、
社長の中村さんにご挨拶をさせていただき、
しばし「宮澤賢治」談義に花が咲きました。

今回の「音楽劇“銀河鉄道の夜”」博多公演は、
中村さん自ら演出をしてくださっています。
私が脚本と音楽を書いた作品ですが、当然のことながら
演出家が作品をどう解釈し、何をお客様に一番に伝えようと考えるかによって
上演されるものは大きく変わってきます。
今回の公演ではどんな「銀鉄」が育っているのか、とても楽しみです。

そしていよいよ稽古開始!
稽古場は予想以上に広く、余裕を持って稽古が出来る感じでした。
真島くんに案内されて私が入室したときには、
キャストもオケの皆さんもスタンバイ済み。

主役ジョバンニは中学生。そして相手役カンパネルラは小学生。
劇団四季の福岡公演にも出演している優秀な子役の女の子たちです。
今までこの作品のジョバンニ・カンパネルラ
(我々は「ジョバカンパ」と略して呼んでます)
は、大人の俳優が演じていました。
でも、彼女たちのように小中学生ならば、
ほぼ等身大で演じることができるのではないかと思います。

脇を固める役者の方々は子供と大人が半々くらい。、
特に年配の役者さんは、味のある芝居が期待できそうです。
オケのお三方も地元で活躍している奏者の方々で、
稽古前から入念なウォーミングアップ。
とても安定感のある音を出されていました。

小道具「プリオシン海岸」の看板。
kanban.jpg

しっかりとした造りですね。

そして、アクティブハカタさん所有の秘密兵器、
本番で使用するプロジェクタです。
projector.jpg

ボディの大きさにたがわず、かなりの光量でした。
このプロジェクタを使いステージ背面のホリゾントに
絵やムービーを映し出します。
写真右側でMacを操作されているのが、
アクティブハカタ社長であり演出家でもある中村さんです。

時間になったので、まず第一幕から稽古を進めていきました。
とりあえずは全体を見せてもらって、その後細かい部分を
指摘しようと考えていました。

芝居の稽古は、比較的段階が進んでいるように感じました。
賢治に造詣が深い中村さんの演出意図を、
役者の皆さんがしっかり汲み取り演技できていたと思います。

その一方で、歌に関しては、これまでの稽古で
生オケと合わせる回数がそれほど多くなかったということもあってか、
キャストのオケの呼吸がなかなか合いません。
しかも曲のテンポが全て遅い。
歌い手と奏者がお互いに探り合うから尚更遅くなるんですね。

今回の博多公演では、公演時間制限が80分だったので、
それに合わせて脚本や楽曲をカットしました。
でも歌のテンポが遅くなると、せっかく削ったのに、
本番で時間オーバーしてしまう可能性があります。

しびれを切らせて、途中から私が指揮に入りました。
奏者三人のオケなので、この演目では指揮者を立てません。
でも、歌のテンポの重心が定まらないままの稽古を続けても意味がありません。
当初の方針を変更し、歌の表現の細かいところまで直しつつの
じっくりみっちり稽古に切り替えました。当然時間がかかります。
時計をちら見しながら最後までは行けないだろうなと思いつつも、
このままおざなりには済ませられないので、
一曲一曲丁寧に稽古をしていきました。

残念ながら第一幕が終わったところでタイムオーバー。
私が空港へ向かわなくてはならない時間となりました。
明朝の始発だとどうしてもその日の仕事に間に合わないので、
今日のうちに東京に帰らなくてはならなかったのです。

稽古見はあっという間でしたが、作者である私の想いは、
キャストや奏者の皆さんに充分に伝わったのではないかと思います。
第二幕を細かく私が見なくても、第一幕の流れで、
きっと理解してもらえるでしょう。

真島くんに空港まで送ってもらい、急いでお土産を買い、
飛行機に乗り込みました。

to be continued...
 
posted by momo at 21:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀河鉄道の夜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いざ博多へ

昨夜の平塚でのシネマ愚連隊「小人探偵 多羅小伴内」撮影の興奮も醒めやらぬ中、
本日は今月27日開催の「音楽劇“銀河鉄道の夜”」博多公演の稽古見のため、
羽田から福岡空港へと向かいました。

「音楽劇“銀河鉄道の夜”」は、宮澤賢治さんの代表作を題材に、
私が脚本と音楽を書いたミュージカル作品で、
05年に岡崎市コロネットで初演して以来、各地で再演を重ねています。

09年の東京公演で「鳥捕り」と「インディアン」の二役を演じてくれた真島邦英くんが、
現在は郷里の博多でアクティブ・ハカタという芸能プロダクションの一員として活躍中。
今回の博多公演はアクティブ・ハカタさん主催の下、真島くんの主導で企画を進めてくれました。
地元の中学生対象の鑑賞会として行なうホール公演です。

27日の本番は観に行けないのですが、稽古を一度見て欲しいとの依頼を受け、
17日の敬老の日で打診したところ、先方とスケジュールが合わず、
後は本番までで唯一空いていたのが本日23日秋分の日でした。


博多へ向かう機上から撮った「雲の絨毯」
 
cloud.jpg
 
二時間弱で福岡空港へ到着。早いものです。
 
fukuoka.jpg
 
羽田や成田と違って、結構街中に空港があるんですね。

程なくして真島くんが迎えに来てくれました。
稽古開始までまだ時間があるので、まずは博多駅へ。
 
hakata.jpg
 
駅ビルの中にあるラーメンストリートで、老舗「だるま」の
本場博多ラーメンをご馳走になりました。
 
daruma1.jpg
 
有名人のサインが所狭しと並んでます。
 
daruma2.jpg
 
さすがに本場の味は違いますな。
 
daruma3.jpg
 
ご馳走さまでした!

その後、アクティブハカタさんが来月10月にオープンする予定の
博多リバレインホール」へ特別に案内していただきました。
 
riverain.jpg
 
ファッションビルの一角に新しく登場したホールが博多のカルチャーを牽引していく、
…そんな意気込みを感じる充実した設備でした。
博多でミニライブ開催などお考えの皆さん、
この「博多リバレインホール」絶対オススメですよ。

そして、いよいよ稽古見の時間がやって参りました…
to be continued...
posted by momo at 17:30| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀河鉄道の夜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月22日

撮影本番!

本日は満を持しての「小人探偵 多羅小伴内」主題歌歌唱シーン撮影日。
ヒロイン百合絵が、自らの誕生日パーティで
かつての恋人一馬を想いながら熱唱する重要なシーンです。

普段私は作曲家として、出来上がった映像に音楽を付けるのが任務です。
でも、今回は何と作曲家役として映像本編にも出演することになりました。
初めは百合絵が歌うバックでのピアノ演奏だけのつもりでしたが、
送られて来た脚本を読むと、私にセリフがあるではありませんか!
相談も無しにセリフを入れるとは監督もお人が悪い^^;
登場シーンは少しだけなんですけど気が抜けません。

ロケ現場に出向く前に、まず渋谷のスタジオで、
百合絵役の桜木梨奈さんと二人で歌の最終合わせをしました。

梨奈さんは女優であって歌手ではないので、ピアノ伴奏で歌うのは今回が初めて。
昨日からの度重なるリハで、ピアノ伴奏に慣れて来てはいるのですが、
どうも歌から「固さ」が取れない…

そこで、試しに歌詞を台詞として読んでもらいました。
すると、読みながら梨奈さん号泣T_T
どれだけ彼女が役に対して想いを込めているのかが分かります。
「その感情を素直に歌に乗せればいいんだよ」とアドバイスしたところ、
固さが取れていい感じに仕上がりました。

リハ終了後、平塚へ移動。
昨日の下見では暗くなってからのロケ現場到着だったので
明るいうちに外観をもう一度撮ってみました。
 
hiratuka02.jpg
 
やはり素敵な洋館ですね。

出番の前にユカ役の吉田裕美さんとツーショット。
 
yuka.jpg
 
ユカにもベートーベンのソナタ「月光」第二楽章を弾くシーンがあって、
裕美さんに若干の演奏アドバイスをさせてもらいました。

私の出番は、まず百合絵との会話シーンから。
緊張はしなかったのですが、演技というものに慣れていないので、
加減がわからず無我夢中のうちに終わりました。

そして肝心要の歌唱シーンは、伴奏しながら鳥肌が立つほどの出来。
度重なるリハーサルの甲斐がありました。
多くは語りません。完成映像をどうぞ楽しみにしていてください。

今回の撮影には、シネマ愚連隊の映画を彩った歴代の主演女優さんたちも、
友情出演で駆けつけてくれました。
 
actresses.jpg
 
左から、真美子さん、三坂知絵子さん、正木佐和さんです。
これだけの美女に囲まれると、やはりいい気分ですね^^

作曲家というのは、映像関係のお仕事では基本的に「ポスプロ」に属する職種なので、
撮影現場に出向くことは滅多にないのでですが、今回撮影に参加できてとても刺激になりました。
関係者の皆様、どうもありがとうございました。
 
posted by momo at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | シネマ愚連隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月21日

撮影下見

明日の歌唱シーン撮影の下見のために、平塚にある旧横浜ゴム平塚製造所記念館へ。
到着したころには暗くなっていましたが、想像していた以上のとても素敵な洋館でした。
中では今日も撮影が行なわれています。
 
hiratuka01.jpg
 
広間のピアノはヤマハのグランドでしたが、思ったよりコンディションがよかったので、
カメラに写らない位置にマイクを立てて、本番の演奏を収録することにしました。
明日は仕込みが大変だ。
 
posted by momo at 23:30| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | シネマ愚連隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月20日

撮影に向けリハーサル

「小人探偵」都内でクランクインのあと、撮影隊は福島へ移動して合宿撮影。
私は同行しませんでしたが、撮影は順調に進んだようです。

本日は東京に戻って夕方から新宿で撮影。
撮影終了後、明後日の主題歌歌唱シーン撮影に向けて、
百合絵役の桜木梨奈さんと高橋監督と共にスタジオに入り、
リハーサルを行ないました。

梨奈さんには、あらかじめ楽譜とサンプル音源をお渡ししてあったのですが、
合宿の間ずっと練習していてくれたそうです。
そのかいあって、細かいニュアンスの調整だけでとても素晴らしい仕上がり。
あとは百合絵の心情をどれだけ歌に投影できるかですね。

明後日の撮影が楽しみです。
 
riha-s.jpg
 
posted by momo at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | シネマ愚連隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月15日

クランクイン!

本日朝、都内某所にてシネマ愚連隊の久々の新作映画「小人探偵」クランクイン。
少しだけ撮影に立ち会わせていただきました。
 
satsuei-s.jpg
 
今回気合いを入れて作曲した主題歌を歌っていただくのはWヒロインの桜木梨奈さん。
彼女とは今日が初対面でしたが、声も容姿もイメージ通りのとても美しい方でした。

私の伴奏で歌うパーティシーンの撮影は22日。
あの曲がどのように花開くのか楽しみです。
 
posted by momo at 13:30| 東京 ☀| Comment(0) | シネマ愚連隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月09日

双子と初対面、そしておりべえ会合同練習へ

今日は何時にも増して慌しい一日でした。

午前中は岡崎リブラのスタジオにて、
11月の「銀河鉄道の夜」稲沢学校公演に出演していただく、
双子の星役のお二人と初顔合わせ。
ポウセ童子役の佐藤磨穂さんは、以前に幸田町のミュージカルでも
同じポウセ役を演じたとのことで、不思議な縁を感じました。

午後からはおりべえ会の月例会と合同練習で岡崎北中学へ。
写真は学校の会議室に掲示してあったもの。
 
IMG_0192.jpg
 
賢治つながりで撮らせていただきました。
なかなか考えさせられる内容です。

17時に練習を終えて、18時5分の東岡崎発名鉄特急に飛び乗り、
豊橋からひかりで東京に戻ってまいりました。
これから、今週クランクインする映画の顔合わせ。
今回は音楽を作るだけでなく、作曲家役としてのセリフと、
ヒロインの歌のピアノ伴奏をするシーンがあるので、楽しみです。
 
posted by momo at 22:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀河鉄道の夜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする