
出品した作品は「Re:Rhythm」という新作。
アコースティック・パーカッションとエレクトロニック・パーカッションを使用し、
舞台上をアクロバット的に移動しながら演奏する打楽器奏者による即興演奏、
PCにリアルタイム・サンプリングされた演奏フレーズ、
そして奏者とお客様との双方向の対話演奏を絡めながら、
作品全体にゲーム性を持たせるようにしました。
最も原初的な演奏行為である「叩く」という動作を電子的に扱うことで、
「Universality=普遍性」と「Contemporary=同時代性」の共存を試みました。
曲名冒頭の「Re:」には、接頭語の「再」という意味と、
メールの返信=「対話」の意味を重ねています。
開演前の会場

私のコントロールブース

お客様の演奏ツール

いよいよ本番です。



※ステージ写真撮影:嵯峨倫寛
劇場はどうしても一方通行のメディアとなってしまいがちですが、
どうやってそこに双方向性を導入していくのか、
今後さらに追求していきたいテーマとなりました。
素晴らしい演奏を披露していただいた、打楽器奏者の冨岡春絵さんとツーショット

ご来場いただいた皆様、
公演を企画していただいた大久保雅基さんはじめ日本電子音楽協会の皆様、
どうもありがとうございました。
