
前の日記に取り上げた妹の結婚式で写真撮影を担当していただいたのは、
名古屋の「PURE ARTIS」という業者さんです。
そのPURE ARTISさんのサイトのトップに、撮影後間もないにも関わらず
早くも妹たちの挙式風景を写した写真を掲載していただきました。
http://pureartis.com 妹たちはネットで探してその腕に惚れ込みPURE ARTISさんに撮影を依頼したようですが、
実際このトップの写真も、得がたい瞬間を逃さずファインダーに収めた
素晴らしい作品だと思います。
この写真は、列席者が新郎新婦に花びらをかける
「フラワーシャワー」というイベントのの1シーンです。
新郎新婦の右側に、我々の従弟が息子のコウちゃんを肩車していて、
コウちゃんは悪戯心から花びらを妹の顔にぶつけたのでしょう。
妹が思わずびっくりした表情を、カメラは瞬間的に捉えています。
その後ろで無心にシャボン玉を吹いているのが、新婦の姪であるうちの娘です。
そして新郎の後ろには本格的な一眼レフカメラを構える新郎のお兄さんの姿が…。
周りの皆が心を一つにして門出を祝福している様子が、絶妙に写し出されていますね。
妹はこの写真を見て、びっくりした自分の表情を恥ずかしがっていましたが、
すまして撮った写真よりも一層幸せな気持ちがにじみでているように、兄としては感じます。
言うまでもない当たり前のことなのかもしれませんが、
写真というのは撮影するカメラマンによって、ここまでの芸術に高められるのだということを
まざまざと見せつけられた思いがしました。
正に撮影したカメラマンの「心」を感じる写真です。
写真に添えられたカメラマン小島靖雄さんのお言葉を、
許可をいただいて引用させていただきます。
写真はデジタル化し、
シャッターを押せば誰もが簡単に写せるようになりました。
写したデータは携帯電話やパソコンに保存する時代になりました。
ただ、写真がデータというデジタル信号に変わろうとも、
心を写した写真が人を感動させることに変わりはありません。
私は音楽をやっていて、現在はどちらかといえばアナログ(生演奏)寄りになっていますが、
仕事を始めてから永年デジタル・ミュージックに携わってまいりました。
今でもデジタルは、私の中で欠かせない表現手段です。
そんな中、例え機械が奏でるデジタル・ミュージックであっても、
創るのが人間である以上、創り手の魂や想いが聴き手に伝わってこそ、
「優れた表現」に成り得るのだと、ずっと肝に銘じて創作活動を続けてきました。
音楽がデータというデジタル信号に変わろうとも、
魂を込めた音楽が人を感動させることに変わりはありません。
僭越ですが、小島さんのお言葉の「写真」を「音楽」で言い換えさせていただきました。
声にして読んでみると、これこそが私が目指していたものだと再認識でき、
胸の支えが取れたような、心が洗われたような不思議な気分です。
写真という異分野で活動される方ではありますが、
カメラマン小島靖雄さんの表現姿勢に強くinspireされました。
ちなみに「PURE ARTIS」という社名は
・PURE(初心・原点を忘れず)
・ARTIS(作品づくりをしていく)
という意味だそうです。
私も自分の初心・原点を忘れず、作品づくりに邁進しようと
決意を新たにいたしました。
PURE ARTISさんは婚礼写真専門の写真屋さんです。
これから名古屋で挙式をお考えの方にはオススメですよ。
絶対に心に響く写真を残してくれると思います。